コロナと向き合うロサンゼルスでの生活も慣れてきたものの、いつまでも続く先の見えないオンライン授業、スーパーの行列、テイクアウトのみのレストラン、なんとなく雰囲気の悪い街中、遊具の使えない公園・・・だんだんとロサンゼルス生活にも気持ちがずっしりしてきた頃、帰国の時期になりました。
もちろん、カリフォルニアの青い空があればそれで満足、心が洗われることも多々ありましたが・・・。
さて、帰国話は長くなります。
海外からの日本入国が厳しくなったのが3月末。
指定の国から帰国した人は、到着空港にてコロナウイルスのPCR検査をしたのち、陰性であっても2週間の自主隔離の必要があります。
自宅で2週間待機する人は、公共交通機関を利用せずに自宅にたどり着く必要があります。
空港から、タクシー(ハイヤー除く)、新幹線、バス、国内線乗り継ぎは許されません。
自家用車やレンタカー、ハイヤー(めちゃ高額!)を確保した上で移動する必要があるとか。
空港からの移動が難しい人は近隣ホテルに待機となります。
当然宿泊費は個人持ちです。
(それはしょうがないと思います。ハイヤー代を払ってでも自宅に帰る人もいるのですからね。)
さて、そういう状況の中、ロサンゼルスからの関西便は4月末以降運休になりました。
その時は、今だけの運休かなと鷹をくくっていたのです。
便があるかどうかは前月の半ばに、「来月は全線運休です」というお知らせメールがきます。
当初6月末の関空便チケットを予約していたので、5月半ばに「6月は運休です」というメールがJALからきました。
もちろん、航空会社の都合によりキャンセルなので、予約の取り消し、変更は全て無料です。
その時点で7月の便は運休になっていなかったので、7月1日に予約を取り直しました。
おそらく飛ばないかな、と思いつつ過ごしていたら案の定、6月半ばに「7月は全線運休です」の連絡がきました。
仕事の都合もあり、どうしても7月前半に帰国する必要があったので、考えに考え、関空便をキャンセル申請(オンラインでキャンセルフォームに記入)し、7月初旬の羽田便を予約し直しました。
関西に帰りたい人にとっては、関空便がないことは死活問題です。
羽田に到着したのち、子連れ(3人)で帰国する我が家の場合は、ホテルで2週間はとても厳しい。
そして日本に滞在する住居があるのでホテル滞在もコスト的に勿体無い。
そういう事情から、羽田空港から大阪までの乗り捨てレンタカーを予約することにしました。
レンタカー代はざっと5万円です。
それでもホテル生活よりはマシです。
しょうがない、羽田に早朝到着して、レンタカーで大阪まで帰るか!と腹をくくったところ、JALから急にこんな連絡が!!
「6月26日のみ関空便を一便限りで臨時で復便します」と。
なんと!!!
これに驚いた関西への帰国難民はたくさんいたはずです。
我が家ももちろん予約希望の連絡をしました。
北米時間の受付時間は終了していたため、日本のJALに電話をしました。
復便決定から2時間後の時点で、すでにキャンセル待ちの状態でしたが、ありがたいことになんとか席を確保してくれました。
あまりに予約希望が多いため、機内のソーシャルディスタンスは保てないということを当初から説明されました。
我が家は4人で帰国だったため、真ん中の4人席を予約できましたが、このご時世全くの他人と12時間隣り合わせというのもストレスフルですよね。
それでも帰国したい人達が集まった便だったと思います。
予定より急遽10日ほど帰国が早まってしまい、準備も慌ただしく過ごすことになりました。
帰国の話は次に続きます。