無事、帰国日を迎えました。
LAXの国際線出発ターミナルは空いてはいましたが、この日は関空KIXへの便があるので、居た人は皆ほぼ日本人のみでした。
手荷物検査を終えて、搭乗ゲートに入ると、驚くほど人がいませんでした。
免税店も閉まっていて、売店のみ開いている状態。
歩いている人は日本人のみ。
国際便自体がほとんどないのだと思います。
中のスターバックスは空いていて、ここでドリンクを購入する人がちらほら。
全て日本人でした。
出発ゲート近くなると、たくさんの日本人が待機していました。
(日本人、の連発ですね。)
機内はおそらく満席なのかなと想像できました。
実際、機内は満席。
家族連れ、特に赤ちゃん連れが目立ちました。
みんな関西に帰りたい人達が集まっていました。
機内でのサービスはほぼ通常通りで、機内食や他のサービスもありました。
道中色んなところで赤ちゃんの泣き声がしていて、まるで「アメリカから脱出してきた飛行機」という感じでした。
ジーンと来るものがありました。
機内では、体調の問診表、帰国後の待機場所、移動手段についての質問シートが配られました。
「厚生労働省からの健康チェックをLINEですることについての同意」という書類も入っているので、QRコードを取得することを忘れずに。
(検査の時に回収されてしまうので、登録する人は検査待ちまでにしておくべし)
「どこで待機するか、移動手段は何か」についてCAさんが家族ごとに確認に回っていました。
関空に着いてからは着席した状態で、検疫の係員の人が全員の体温チェックに回ってきました。
「撮影等は絶対にしないでください」というアナウンスが流れ、物々しい雰囲気に。
防護服、フェイスシールドで完全防備の状態で、サーモグラフィーで発熱者がいないかどうかをチェックして回りました。
その後、「小学生以下の子供がいる家族で、自宅に帰る人」から優先に席を立って降車しました。
飛行機が到着してから20〜30分後のことでした。
飛行機から降りたあとは、係員の指示に従って、検疫ブースに向かいます。
ここでJALのスタッフの人からペットボトルが準備されていて、各自自由にもらうことができました。
ひとつひとつ手書きのメッセージが書かれていて、ちょっと感動。
航空会社も大変だなと感じた瞬間でした。
スペースの問題もあり、一度に検査できる人数が限られているため、検査までは家族ごとに間隔を開けて通路に待機します。
機内で記入した問診票を提出し、連絡先を確認されてから、医務室へ。
これまた防護服で完全防備の先生が検査をしてくれました。
鼻からの検査です。
このあと、入国手続きをして手荷物を受け取りに。
手荷物は全てベルトコンベアーから下ろされて並べられた状態でした。
空港係員の人がスーツケースを探すお手伝いをしてくれるので子連れには有り難かったです。
ここまでで約1時間半。
一番早いグループでこの時間なので、後からの人達はどれだけ待ったのだろうか?
その後、家族が用意してくれた自家用車で自宅に向かいました。
PCR検査の結果の連絡がきたのは翌々日でした。
家族全員陰性です、と聞いた時は本当にホッとしました。
結果を聞く際には検体番号が必要なので、検査時に渡された紙をなくさないように。
その後、厚生労働省からの安否LINEに毎日返事をして2週間を過ごしました。
熱があるか、症状があるかを聞くだけ。
このLINEが毎朝10時に来ます。
やっぱり日本は快適。
ネットスーパーも便利。
一歩も家を出なくても生活できるなんて幸せ。
梅雨真っ只中だったけど、自宅待機なものでお天気は関係なし。
各地の災害のニュースを見て、そうかこれが日本だ、コロナもだけど自然災害も恐ろしい、ということを思い出しました。
まだまだ、収束していないコロナ。
何が正しくて、何が間違っているのか、個人の価値観も問われる毎日。
少なくとも人に迷惑をかけないように生活していきたいなと、自分に言い聞かせて、子供にも色々と説明しました。
どうなるのかな。これから。