引用:pixabay
結論から言いますと・・・
銀行&クレジットカードは、
ソニー銀行とSony Bank WALLET(Visaデビットカード)がオススメです。
海外に行くとなると、日本での生活ではあまり意識していなかった、「円高」、「円安」がすごく気になります。
円高の時にたくさんドルに替えておくといいとは聞くものの、
- 一体どうやってドルに替えるの?
- そしてそのドルはどうするの?
- 海外に行くと日本の口座はどうなるの?
- 海外でも日本と同じようにネットでお金の移動ができるの?
- クレジットカードはどれを使おう?
疑問がたくさんあります。
ドルへの両替の仕方から、海外への送金まで、お金の流れをまとめてみました。
ドルへの換金について
銀行で普通に外貨に両替すると、手数料が3円近くすることもあります。
例えば、為替レートが110円の時、両替は113円でということになります。
旅行程度の金額ならまだマシも、数年住むとなると、その手数料は大きいです。
「ドル、両替、手数料」などを検索ワードとして色々とネットで調べていると、
FXで両替→国内銀行の外貨預金に送金(出金)→海外銀行に送金
という方法が出てきましたが、これには色々と不便な点があります。
確かに両替の手数料は、1ドルあたり10銭などと安いのですが、
- 銀行に出金するまでに最低3日など日数がかかる
- 国内銀行から海外銀行に送金完了するまでに日数がかかる
とにかく送金完了するまでに1週間程度かかるため、時間に余裕のある人向きということです。
日本の銀行口座について
日本の口座については、大切な事項があります。
「非居住者になると、使える銀行と使えない銀行がある」
ということです。
主要銀行の、三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行などは、海外居住を連絡した後も、非居住者として口座は使用できるとのことです。
年単位で移住する場合、日本に住居がなくなる場合は、銀行への連絡が必要になってきます。
ドルの送金方法
さて、無事に日本の銀行口座にドルが準備できたとして、海外の銀行に送金するのですが、主要銀行は手数料が高い!
三井住友銀行、三菱UFJ銀行しか調べていませんが、どちらも一回につき7000〜8000円かかります。
そして1回の送金限度額が、三井住友銀行は200万円相当、三菱UFJ銀行は100万円相当です。(2019年1月現在)
やはり、送金金額に対しての手数料が高い印象。
手数料の安い銀行を探していると、楽天銀行に出会いました。
「海外行ったら楽天銀行おススメだよ」
とよく言われていたのですが、楽天銀行は口座利用は「日本に居住している」ことが原則とのことです。
居住国の変更を届け出たら解約になるらしく、1年未満の滞在などが理由で日本に住民票をおいたままの人にはいいかもしれません。
そして、海外送金の手数料が安いということでしたが、確かに750円と安いのですが、リフティングチャージ(余分な手数料)がかかります。
限度額は100万円/日、200万円/月、500万円/年。
100万円相当を送金するのに必要な手数料は、概算で1750円となります。
確かに大手銀行よりは安くなります。
そんな楽天銀行ですが、外貨をそのまま送金することができないのです。
例えば、一度FXなどを利用して手数料を安く両替した外貨を楽天銀行から海外の口座へ送金、そういうことはできないということです。
残念です。
そこで浮上してきたのが、ソニー銀行。
なぜ一番にここにたどり着かなかったのか、今となっては自分でも謎です。
こちらは両替手数料がFX並みに安いです。
預金額などにより優遇ステージがあり、4銭〜15銭、100万円預金があれば10銭です。
円預金口座から外貨預金口座に即時に入金されるため、FXを利用するより素早く外貨を準備できるところが素晴らしいです。
海外送金は一回3000円。限度額500万円相当、リフティングチャージかからず。
そして、海外に居住しても利用できる口座です。
つまり、口座の解約はしなくても良いということです。
こちらの注意点は、海外に転出したと届けを出すと、外貨の送金はできなくなることです。
先日、三井住友銀行から、外貨を送金しました。
今回は25000ドル(300万円相当)を送金しました。
かかった手数料諸々は、8500円。
他に両替手数料も差し引かれているため、実際はもう少し割高になっています。
ということで、現在の予定は…
ソニー銀行で為替を見ながら折を見て両替しておき、渡米するまでにソニー銀行からある程度送金。
渡米後は三井住友銀行から送金…という感じでしょうか。
クレジットカードについて
現地では当然ドルを使うわけで、日本のクレジットカードを使っていては毎回の手数料もバカになりません。
カード会社によりけりですが、日本円に換算して引き落とされる時に1.6〜2%の手数料がかかります。
現地でのお給料で十分足りる(ドルが手に入る)ならば、現地銀行(お給料振込銀行)引き落としのJAL or ANAのUSA cardを作れば良いです。
これらのカードはクレジットヒストリーなく作ることができるので、ある程度実績を作ってから新たなカードを作ることもできます。
でも悲しいことに、日本円を切り崩して生活しないといけない場合は、日本の銀行にある円を使用することになり、諸々の手数料なるものが大きくのしかかかかってきます。
我が家は、海外居住者でも口座を持つことができるソニー銀行で口座開設して、デビッドカードとして利用することになりました。
このSony Bank WALLET(Visaデビットカード)ですが、預金口座から手数料なく引き落とされるため、明瞭簡潔です。
ちなみにこのカード、アメリカ国立公園内でも問題なく使用できます。
他のクレジットカードは連絡なしに他の州で使用すると、カード利用をストップされたりします。
渡米までにクレジットカードの整理もしておく必要があります。
たとえば、百貨店のクレジットカードはポイントをつかいきってから解約。
年会費が無料でも、使用していないカードは解約。
現在保険料の支払いなど定期的に使用しているカードは継続、など。
年会費のこともあるので、半年前くらいには検討を始めたほうが良いです。
VISA or Master?
今まではVISAがほとんどでしたが、楽天プレミアムゴールドカードを作った際、masterにしてみました。
VISAとmasterどちらも待つべしと聞いたのですが、確かに米国のCostcoコストコはVISAカードしか使えません。
そして、コストコガソリンもVISAです。
(ガソリンスタンドは、アメリカの銀行のデビットカードか、現地のクレジットのみ使用可能!)
日本はMasterCardなので、混乱する人もいるでしょう。
楽天プレミアムカードを海外で利用することはほぼないかと思いますが、プライオリティパスというカードを無料で作ることができるので、おススメです。
国内外空港のラウンジが使用できます。
まとめ
長くなりましたが、はじめに書いた通り、
ソニー銀行とSony Bank WALLET(Visaデビットカード)
が一番便利で活用できます。
個人的にはオススメです!
現地でのクレジットヒストリーが溜まらないということが唯一の欠点ですが、今のところ新しくカードを作らなくても特に不便はありません。