アメリカでは集団生活をする前にツベルクリン反応検査(以下TB test)が必須です。
入学前の子供もですし、学校でボランティアをする際も受診しないといけません。
TB testとは、結核に感染しているかどうかの反応をみる検査です。
皮下に抗原を注射して、48時間〜72時間後の反応を見るものです。
発赤が10mm未満なら陰性⇨感染してない。
発赤が10mm以上であったり、硬結(しこりが触れる)を認めるものは陽性⇨感染しているかもしれない。
最も精密度の高い検査は、血液検査になってくるのですが、結果がわかるのに時間もかかりますし、スクリーニングとしては実用的ではありません。
症状があったり、感染が強く疑われる人には専門機関にて行われます。
日本では幼少期に市町村でのBCGの接種が義務付けらていますが、アメリカでは義務付けられていません。
BCGというのは、弱毒化した結核菌の抗原を接種し、体内に抗体を作る仕組みです。
BCG接種歴のある人は抗原抗体反応が強く出る可能性があります。
なので、幼少期にBCGを接種した人は、陽性と出る可能性もあります。
その場合は、感染している可能性もあるということで胸部レントゲンの撮影が必要です。
たいていの人は陰性であることが多いです。
さて、そのTB testをCVSに受けに行ってきました。
様々なクリニックで実施されているそうですが、2日後の反応を見てもらうのに便利な場所が良かったので、近所のCVSにしたということです。
予約なしのウォークインで訪れたところ、2時間待ちと表示されていたため、予約をとり受診。
予約は、CVSのアプリからできます。
MinuteClinicというところをクリック。
Clinic Visitをクリック。
Zip Codeを入力して、目的のCVS店舗を選択します。
注意事項が書かれています。
以前TB testを受けたことがあるか、結果はどうたったか。
1ヶ月以内に他の予防接種を受けてないか。
テストを受けた後、48〜72時間後にチェックが必要ということ。
時間を選択し、名前、生年月日、電話番号、メールアドレスを入力すると予約が完了です。
数分以内に予約内容とCodeが送信されてきます。
予約時間の10分前にはクリニックに行きましょう。
(到着してから、機械に入力する時間もあるので。)
クリニックに到着すると、KIOSKというATMのような機会があります。
画面に予約した人のイニシャルが表示されていて、チェックインが必要になります。
Online Regestrationを選択して、送信されてきたCodeを入力。
住所の入力、保険証があるかのチェック、CVSクリニックについての説明(おそらくそんな内容だった)の画面に進んで行きます。
早めの診療時間の方が待ち時間は短く済みます。
私が受診したCVSの先生はとても優しい中年の女性医師で、とても分かりやすい英語を話してくれました。
英語が聞き取れるというそれだけで、ストレスも感じることなく診察を受けることができました。
TB testを受けたことがあるか、結果は?
最近ワクチンを打ったか。
薬のアレルギーはないか。
以上を聞かれました。
「子供の学校のボランティア?」と聞かれて、そうだと答えるとにっこり。
とても感じの良い先生!
ツベルクリンは保険が適応されないと聞いていたものなので、保険証を持参せずに行ったのですが、どうやら保険が効くかもしれないとの話でした。
(クリニック行くのに保険証持っていかない私が100%悪いのですが。)
「2日後の反応を見るときに持ってきてね」と言ってくれました。
優しい先生で良かった!(3回目笑!)
あとは運転免許証を見せて、準備完了。
注射も皮内注射なのでさほど痛みもなく終了!
支払いは、診察室でそのままクレジットカードかデビットカードを利用して終わりました。
初めてのCVSクリニック受診。
予約もすぐできるし、先生は優しいし、家から近いし、分かりやすくて文句なしでした!
予防接種についてはこちら。
ホームドクター受診についてはこちら。
〜追記〜
ツベルクリンは陽性に終わり、レントゲンを撮りに行くことになりました!
BCGが効いて、抗体もあることは喜ばしいのだけど、面倒くさい…。
先生は「よくあることよ〜」と言ってくれたけれども。