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医療についてのお話をします。
子供の場合、アメリカではかかりつけ医(ホームドクター)を決めて定期的に受診することが重要です。
ホームドクターは保険会社から提示され決定されます。
体調不良、怪我などでも病院受診が必要になったとき、まずこのホームドクターを受診します。
そして、そこから専門医を紹介してもらうという仕組みになっています。
救急受診の際も、このホームドクターのクリニックを受信する仕組みになっています。
我が家は日本人医師を指定でき、受診してきました。
4歳、3歳娘の場合(プリスクール)
予約時間の15分前に来てくださいと、前日にも確認の電話があり、時間には厳しい印象です。
実際呼ばれるのは15分くらい遅れたのですが、予約時間の違う姉妹2人も同時に診察してもらえて助かりました。
診察室に呼ばれてまず、身長、体重、体温を測定されます。
単位がフィート、ポンド、華氏(℉)なのでピンときません。
換算はこちらを参考にさせていただきました。
アメリカ式 - 身長(フィート&インチ)・体重(ポンド)の単位換算 - アメリカ生活情報
2人の身体測定が終わってから、医師の診察がありました。
日本語で話せるので、本当に助かりました。
目、耳、口の視診、首、お腹の触診、胸、背中の聴診と、日本と同じように診察されます。
生活習慣の質問もありました。
食事の内容、特にカルシウムの摂取については詳しく聞かれます。
あと、睡眠時間や発語、テレビの時間、歯磨き習慣など、日本だと保健師さんに聞かれそうな内容について指導がありました。
長女が満4歳になっていたため、追加で視力、聴力、貧血検査、尿検査がありました。
視力は日本と違って、ランドルト環Cではなく、強いて言うならEのようなマークでした。
指3本で教えてくれと言われ、娘には難しかったようです。
代わりに、アルファベットや絵を提示してもらいなんとかクリアできました。
日本でもちゃんとした視力検査をしたことがなかったので、本人も戸惑ったようです。
聴力は、大人と同じようにヘッドホンをつけて聞こえたらボタンを押すというものでした。
これもなんとかクリア。
貧血検査は、血糖検査のように指先にピンを刺して血液を採取するもので、だいぶ痛かったようです。
娘曰く、一番痛かったと。
尿検査は、しばらくトイレに連れて行っていなかったため大丈夫でした。
診察途中にトイレと言われていたら焦りますね。
MMR(はしか、風疹、おたふく)の2回目と、学校で必要な4種混合の5回目の接種をしていなかったため、受診したその日に打ってくれることになりました。
日本では予約して打つのが当たり前だったので、拍子抜けしました。
注射薬の関係で、3本打つことになったのですが、これがまた痛そうでした。
太ももにブスッと突き刺す、みたいな。
注射が得意な娘も、「ギャー!怖い〜」と大泣きでした。
腕にチュッと刺すのではなく、太ももに垂直にブスッとですからね…。
大人でも痛そうでした。
日本の母子手帳を持参すると、予防接種記録を記入してもらえるそうです。
帰国後の接種証明にもなるので、ある場合は持参しましょう。
そんなこんなで、娘2人の診察が終わってひと安心。
次回はもう少し気軽に受診できそうです。
後日・・・
1st Grade息子の場合(キンダー以上)
4歳娘とほぼ同じ流れで診察がありました。
6歳なので、生活習慣の問診にはほとんど本人が答え、親はハラハラしました。
先生「野菜は食べてる?」
息子「トマトとナスは嫌いなんだよね。」
先生「歯磨きは1日2回やってる?」
息子「1回しかしないよ。でも3回するときもある。」
先生「朝起きてからと寝る前と2回してね。フロスはしてる?」
息子「おじいちゃんの家ではするけど、家ではあまりしないよ。」
生活習慣丸裸にされた気分でした!
子供相手に嘘もつけないですしね。
予防接種に関してですが、息子はポリオを4歳以降に打っていなかったため、急遽打つことになりました。
ポリオ4回のうち、1回は4歳以降というのがアメリカのルールなのですね。
また、学校指定の診断書にツベルクリン反応の結果記載が必要であったため、急遽ツベルクリンもすることになりました。
後日、夏休みに参加するサマーキャンプでも提出が必要になることがあると聞きました。
また、ツベルクリンに関しては、日本で検査済みであっても、アメリカで再度実施されることがあります。
日本やアジアでは結核がゼロではないので、致し方ないのかもしれません。
これでひとまずホームドクター受診、完了です。