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子供連れの海外生活で重要なのが、予防接種です。
国によって流行している感染症にも違いがありますし、接種推奨時期の違いもあります。
特に学校に通い出す時期の子供だと、予防接種の完了が必須になってきます。
実際、日本とどう違うのか、どのように追加接種したかを説明していきます。
我が家の子供年齢別
6歳年長さんの場合
渡米後すぐに小学校に入学します。
アメリカでは州によって必要な予防接種の項目が違うため、入学予定の学校に必ず確認が必要です。
カリフォルニア州でも、都市によって接種項目が違うことがあります。
息子の小学校はロサンゼルスなのですが、
以上が必須になるとのことでした。
日本ではDPTは4回なのですが、アメリカでは、DPT、ポリオ、MMRは4歳以降で1回接種することになっているため、追加接種が必要となってきます。
この追加接種に関しては、渡米後すぐに入学が必要な場合(急ぐ場合)は、日本で接種していく方が良いでしょう。
すぐに入学しない場合(待てる場合)は、現地のホームドクターを受診してから接種時期を相談するとういう方法もあります。
アメリカで加入している医療保険の種類にもよりますが、予防接種は無料であることもあります。
日本で追加接種していく場合は、公費でない予防接種については、一般の小児科では予約ができないことがあります。
トラベルクリニックや、都道府県の保健センターなどで接種が可能です。
トラベルクリニックで検索すると一覧が出てきます。
息子は、渡米後すぐに入学することになるので、日本にいる間に医師会の予防接種センターで追加接種をしました。
DPT1回、5000円でした。
自費ですが、他に診察代や初診料などはかかりませんでした。
また、ツベルクリン反応についてですが、BCGを接種していると、ツベルクリンが陽性と出てしまうため、胸部レントゲン写真も合わせて必要になってくるとのことでした。
予防接種センターの方が丁寧に説明してくださり、とても助かりました。
日本ではツベルクリンはせずに渡米したのですが、結局渡米後にすることになりました。
このお話は、下の「ホームドクター受診」のページで詳しく書いています。
4歳年少さんの場合
渡米後半年で現地のキンダーに入る予定です。
つまり、日本での追加接種を急がない場合になります。
そのため、渡米後にホームドクターを受診することにしました。
アメリカでのホームドクター受診についての記事についてはこちら。
帰国後に日本で必要な予防接種、日本脳炎は4歳の誕生日がきてすぐに接種が終わっています。
あとはいわゆる「年長さんで接種するワクチン=MMR(おたふくは任意)」ですが、こちらも渡米後に接種するため、一安心です。
帰国の時期によっては、公費で接種できる年齢でない場合のあるため、注意が必要です。
2歳未就学児の場合
渡米後すぐに3歳になり、日本では来年度年少という年齢です。
おそらく渡米中に公立のキンダーの学年になることはないかと思っています。
実はこの子が1番悩ましいことが発覚しました。
3歳前に渡米するので、日本脳炎だけは間に合いません。
日本脳炎は、日本では3歳で2回、4歳で1回接種することが推奨されています。
アメリカは流行地域に該当しないため、接種項目には入っていないので、接種するタイミングが難しいのです。
考えた結果、日本にいる間の3歳になる前に2回接種していくことにしました。
3歳前の場合は、接種する量が半量になるとのことです。
3回目は、一時帰国か帰国後の予定なので、2年くらいは間隔が空いてしまうかもしれませんが、やむを得ないですね。
帰国後の5歳くらいから接種を始めるという案もあったのですが、少しでも免疫をつけたくて、早めることにしました。
日本脳炎の一期接種(はじめの3回)は生後90ヶ月(7歳6ヶ月)まで公費で接種できます!
逆にこの時期を逃すと自費になってしまうので、要注意です。
まとめ
予防接種については、留学・赴任時期が分かり次第、予定を組む必要があります。
特に、日本とアメリカでの接種の時期がずれていたり、どちらかでしか必要でない場合は、計画が必要です。
様々な予防接種がありますが、個人的には推奨されているものに関しては全て接種するべきだと考えています。
副作用ももちろん考えると怖いものもあるのですが、それより感染症の方が怖いんですよね。
かかってしまったら大変(かかる方がリスクがある)だから予防接種がある。
そう思います。
渡米後のことだけでなく、帰国後のことも念頭において計画を立てることをおすすめします。